
【優秀賞】細江 彩夏 様
競技ドッジボールの現場活動に関わり、スポーツ医学検定で得た知識を「予防教室」という形で還元している点が評価されました。今後も活動の幅を広げ、1級取得にも意欲的です。
-優秀賞受賞の細江さんにお話を伺います。まず、受賞の喜びの声を聞かせてください。
細江彩夏さん(以下、細江):優秀賞という素晴らしい賞をいただきました。私は競技ドッジボールのコーチとトレーナーをやっています。競技ドッジボールはマイナースポーツでなかなかと光が当たらないようなところがあるのですが、こちらの賞をいただけたことでドッジボールというところに対しての光が少し当たるんじゃないかなというところがとても嬉しく思います。
-今回の選考では、細江さんが競技ドッジボールの活動をされていることが評価されました。本当におめでとうございます。普段は競技ドッジボールに、どのような関わり方をされていますか。

細江:今は小学生のドッジボールチームの指導者コーチをやりながら、普段は整形外科で理学療法士として働いています。そのためトレーナーという視点でも関わりを持っています。
-ありがとうございます。ではスポーツ医学検定との出会いや受検したきっかけがあれば教えてください。
細江:受検するきっかけはコロナです。コロナが流行りだして、体育館が借りられなくなってしまったことによってドッジボールの活動が全て休止になりました。私は、理学療法士になってスポーツに関わるようになってからまだ日が浅かったので、この機会に知識を広めたいなと思ったのがきっかけで、インターネットでスポーツ医学をキーワードに調べました。せっかくなら資格という形として取りたいと思いました。
-2級を受検、取得したのが2021~22年頃ですね。受検してからそれを普段の活動や指導でどうやって活かしていますか。
細江:理学療法士としてスポーツ医学を幅広く習ってはきましたが、スポーツ医学に対して特化しているかと言われるとそういうわけではなかったです。知識をより深めるために検定の機会を得て勉強したことがよかったと思いました。また、スポーツ医学検定はすごくわかりやすい言葉で説明されているので、子供たちや親御さん、他の指導者の方に説明する時もわかりやすい言葉で伝えることができるようになったのがとてもよかったと思います。
-実際に「予防教室」を実施されているそうですね。
細江:小学生のドッジボールチームに対して「予防教室」を実施しています。自分たちのチームだけでなく他県などの交流があるチームからスタートして、まずはスポーツ障害とはどういうものかというところから説明し、障害予防、スポーツ障害の恐ろしさを知ってもらいます。その後一緒にストレッチをしたり、親御さんに対して気をつけてほしいところや病院に受診するような症状の説明などをしたりという活動をしています。
-インスタでは、専門的な怪我のことなども紹介されています。スポーツ医学検定のことも活かして記事や企画などを計画されているのですか。
細江:そうですね。
-SNSの発信にも活かされているということですね。それでは、今後の活動の展望はいかがですか。
細江:競技ドッジボールの活動において、検定によってケガや障害についての正しい知識を持てたことを皆さんに広めたいです。また、このようなわかりやすく誰もが受けることができるスポーツ医学検定を広げていきたいです。
-細江さんご自身は1級の取得も目指していらっしゃいますか。。
細江:はい。
-勉強中ですね。1級を取って活動もさらに広がるのではと思います。非常に楽しみですね。
細江:1級ではより専門的なところを求められるので、やはりしっかり勉強しないと取れないなと思っています。
-まだまだ勉強できる時間はいっぱいあるので頑張ってください。では、細江さんにとってスポーツ医学検定はどういったものでしょうか。
細江:もちろん勝負の大切さもありますが、楽しくスポーツをするという意味では、スポーツ医学に関する正しい知識を持つ必要があるかと思います。私にとって、スポーツ医学検定は正しい知識をもって子供たちを指導するきっかけをいただいた場になります。
-これからスポーツ医学検定を受験しようと考えてる方や検定に興味を持たれた方に向けて、細江さんがスポーツ医学検定をおすすめしたいと思うところを教えてください。
細江:スポーツ医学検定は、3級、2級、1級と分かれているので、それこそ私たちみたいな医療関係者だけでなく誰しもが受けることができる検定だと思っています。3級は選手の保護者やチームの指導者さんたちが受けることができます。より専門的な知識を得ようとすると2級、1級という形に分けられ、なかなか敷居が高いものではないかなと思いました。スポーツに関わっていくというところでは、私ももちろん1級取得を目指そうと思っているので、正しい知識を持つために皆さんもどんどん挑戦していけるといいかなと思います。
-ありがとうございます。これから細江さんは1級を目指しますし、競技ドッジボールを通じて関わる親御さんや他の指導者の方に、スポーツ医学検定を持つとこのような活動ができる、私も受検して合格したいと思ってもらい、検定の輪が広がっていくと嬉しいです。これからもスポーツ医学検定をよろしくお願いします。本日はありがとうございました。