表彰インタビュー(1)【最優秀賞】

【最優秀賞】中村 真綺 様

スポーツのバックグラウンドが無いところから、1級まで取得。その知識をSNSで発信している点や、ランニングイベントに活用している点が評価されました。

 

-最優秀賞受賞の中村さんにお話を伺います。まず、受賞の喜びの声を聞かせてください。
中村真綺さん(以下、中村):最優秀賞に選んでいただきありがとうございます。私自身(検定に)合格した時は嬉しくて、アワード募集を見つけて申し込みましたが、最優秀賞に選ばれるとは全く考えていなかったので、まだ実感がないくらい嬉しいです。

-中村さんは普段はスポーツに対してどのような関わりをされていますか。
中村:私自身、スポーツのバックグラウンドがあったわけではないのですが、大学生の時からコロナがあったときに時間ができたのでランニングを始めました。そこからたくさんケガをしながらもランニングを続けています。今はフルマラソンランナーとして47都道府県すべてのフルマラソンを制覇しようとしています。

-ケガをされたというのは、どのようなことがありましたか。
中村:スポーツの経験、バックグラウンドが全くなかったので、体の使い方が分かっていないまま走り始めました。踵から着地するなど綺麗なフォームではなかったので、あらゆるところですね。足首、膝、臀部、全部ケガをしました。

-今はもう大丈夫ですか?
中村:今はスポーツ医学検定も受検して、しっかり知識ももって走っているので、ケガをしなくなりました。

-よかったですね。ケガの痛みを持ってから、そこからどうしたらよいだろうかいったご自身の経験は非常に大きいですね。今の話にも関連してきますが、スポーツ医学検定との出会いや、受検したきっかけがあれば教えてください。
中村:受検をしたきっかけは、自分がケガをたくさんする中で何が大事か考えたときに、知識を持って取り組むことが一番大事だなと気づきまして、たくさんケガをしていた時に悩んでいて、本屋さんにフラッと立ち寄ったのです。そこでスポーツ関連のコーナーを見ていた時に、たまたまスポーツ医学検定のテキストを見つけまして、「へぇ、こんな面白い検定があるのか」と思い、自分の知識も必要でしたし、知識をつける中で目標があったほうが効率的にかつ実用的に知識を身に付けられるなと思いまして、「これ、受けよう」と思ってテキストを買ったのがきっかけです。

-本屋での運命的な出会いというところですね。そういった出会いはビビッとくるというか、目に入ってくるものですよね。よかったです。では、中村さんは1級まで取得されていますが、実際に検定を受検してから、それをどのように普段の活動に活かしていますか?

中村:1級を受検し合格して、勉強する中で色々なケガの知識やどのようににリカバリーをしたらよいか、ストレッチなども含めて全ての知識を身に付けることができたので、まずは自分がケガをしないことに役立っていると思います。知識のない状態で走っていた時はケガをたくさんしていたのですが、知識をつけてどのように取り組めばケガをしないかというところに落とし込めたので、今はケガなく楽しくランニングができています。

-中村さんは、ランニングイベントを運営されているそうですね。参加者の中には、体の使い方の悩みやケガ、痛みの悩みを持った方もいらっしゃるかと思いますが、そういった方にアドバイスなどもできているのでしょうか。
中村:はい。私も何度かイベントをさせていただいて、その中で初心者ランナーの方が特にそうですが、ケガは起こってしまうもので、走りたいという気持ちがあっても走れない方がいます。そういう方にこのケガが起こるのはこういう原因だと思うのでこうしてくださいと、医療者目線ではなく、学んだり経験を通して得たりした知識の中で、「こうするといいですよ」という形でアドバイスはできているのかなと思います。アドバイスをしてうまく走れている方から「ありがとう」というお言葉をいただけるとすごく嬉しいです。

-本当にいろいろ活かせていますね。ご自身に関してもとても活用できているし、得た知識を色々な方に還元できているのですね。では、今後はさらにどのようなことをやっていきたいか、という想いを聞かせてください。
中村:そうですね。私自身が全くスポーツの知識も無くスポーツの経験も無くランニングを始めて、ケガが原因で何回もランニングをやめちゃおうかと思ったことがたくさんあったので、そういう形で社会人になってから全くスポーツの経験が無かったけど挑戦したいという方がたくさんいらっしゃると思います。そういう方は最初ケガで躓いてしまう方が多いので、そういう方にアドバイスをして運動する楽しさを伝えていきたいです。また知識が大事ですよということをしっかり広められればと思っています。私も全く知識もないまま走り始めてたくさんつらい思いをしたのですが、知識を持って今取り組めていることが本当に良いことだと思っているので、そういう形でスポーツ医学検定の大切さを広めていけたらと思っています。

-すばらしいですね。スポーツ医学検定を広めていく活動も楽しみです。では、あなたにとって、スポーツ医学検定とはなんでしょうか?
中村:出会いはたまたまでしたが、今となってみてはスポーツをする中で私にとって重要な部分だったなと感じているので、私にとってスポーツ医学検定とはスポーツをするうえでなくてはならなかった存在かなと思います。

-ありがとうございます。最後に、これから受検しようと考えている方、あるいは興味のある方に向けて、スポーツ医学検定のよいところ、おすすめできるところを教えてください。
中村:よいところは、難しいところもありますが、身に付けるとスポーツをする上でも指導する上でも役に立つ知識がぎゅっと凝縮されている点です。実用的というか役に立つ情報しかないので、受検をするのをひとつの目標とするのがよいと思います。そういう形でスポーツに関わる人にはたくさん受けてほしいなと思いますし、それを活かして色々な経験をしていただけたらよいと思います。

-ありがとうございました。短い時間でしたが、色々なお話を伺えました。中村さんのこれからのご活躍を期待しています。

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