
【特別賞】萱原 結 様
中学校の部活動指導員として、スポーツ医学の知識の重要性を理解し、スポーツ医学検定によって得た知識を現場で活用している点が評価されました。
-今回スポーツ医学検定アワード2024の特別賞に受賞されました 萱原結さんにお話を伺っていきたいと思います。まずは率直に受賞の喜びの声を聞かせてください。
萱原結さん(以下、萱原):応募してから結果が出るまでに割と期間があったので、12月になってそろそろ発表の時期だなと思っていました。受賞のメールが来た時はすごく嬉しいなと思いました。
-普段はどのようにスポーツと関わっていらっしゃいますか。
萱原:現在はプレイヤーとしてはスポーツとの関わりはほとんどありませんが、指導者として中学生に向けて部活動でスポーツに関わっています。
-ありがとうございます。どのようにしてスポーツ医学検定と出会い受検したか、そのきっかけがありましたら教えてください 。
萱原:はい。私は今大学生で、社会学部社会学科社会学専攻ですが、同じ学科にスポーツ文化学専攻もあって、専攻が別でも同じ学科ということで、スポーツ関係、スポーツと社会を合わせたような科目も履修できる仕組みになっています。そこでスポーツ医学に関する授業があったことが「スポーツ医学」に出会ったきっかけです。その授業を受けている中で、指導者は適切な知識を持って指導することが大切だということをすごく痛感いたしまして、スポーツ医学に興味を持って調べているうちに「スポーツ医学検定」を見つけたのが検定との出会いです。
-今は2級をお持ちですが、今後1級を受ける気持ちもありますか。
萱原:挑戦してみようかなとも思っていますけど、ちょっと難しそうですね。
-来年や再来年、チャンスがあればぜひお願いします。それでは、検定の勉強をし受検してから、得られた知識をどのようにして普段の指導に活かしていますか。
萱原:私が関わっている競技はバドミントンですが、バドミントンはコート内で様々な動きをします。以前は、「前に動く時はこう動く」のように説明が抽象的でしたが、スポーツ医学検定の勉強をしたことによってもう少し具体的に意識すべき点を教えられるようになったと思います。例えば「前に踏み込む時はここの筋肉を意識したらいいよ」とか、「こういう動きをするとケガに繋がる」とか、そういった部分を学べたと感じます。また、ストレッチをする時に、今までももちろん「ここを伸ばしてるんだよ」と伝えてはいましたが、その一歩先の「ここの筋肉とここの筋肉が連動している」ということも理解できているので、子どもには難しいことはわからない部分もあると思いますが、私がまず理解することでわかりやすく伝えられる、スポーツ医学検定の勉強をしたことでちゃんと言葉に表して伝えられるようになったと思っております 。
-普段の選手とのコミュニケーションもそうですし、場合によってケガや痛みなど色々抱える選手も出てくる中で、学校の先生や選手の親御さんとコミュニケーションをとると思うんですけど、その場合にも活かされていますか。
萱原:はい、そうですね。
-ただのコーチだけではなく、体の面もちゃんと理解して指導してくれるのは、先生や親御さんも非常に安心されますね。それでは、今後さらに何か検定の知識を活かしてやってみたいことや思いはありますか。
萱原:多分 仕事に結びつけることは今のところ考えていませんが、働き始めても休みの日に中学生の指導を続けたいと思っています。知識の復習やアップデートをしたいと思っていて、私は現在教える立場ですが、スポーツ選手自身にもこのような知識を身につけることが大切だということを、同時に伝えていけたらよいなと思います。
-ありがとうございます。では、萱原さんにとってスポーツ医学検定とは何でしょうか。
萱原:どんな形であれスポーツに関わっている人にとって、必要不可欠な知識だと思います。
-これからスポーツ医学検定を受検しようと考えてる方や、検定に興味のある方に向けてスポーツ医学検定のよいところやお勧めできるところを教えてください。
萱原:私はこの検定を知った時、「医学」と入っていたので少し難しいのかなっていう印象を持ちました。でも参考書で勉強していると、自分がスポーツをする立場でもあり指導者の立場でもあるので、今までの経験と色々結びつけながら、もっと早く知ってたら良かったのになって思う部分がたくさんあると思いました。早いうちに得られた方がいい知識が盛りだくさんだと思ったので、スポーツ医学検定に出会った方には受検をお勧めいたします。
-非常によいコメントをありがとうございました。萱原さんとしては、今の関わり方を継続したいというお考えで、その中で検定から得られた知識を活かしていくということですね。今大学何年生ですか。
萱原:今大学三回生です。
-では徐々に卒業後に向けた準備が始まってくる時期ですね。
萱原:就職活動をしています 。
-大学生活と就職活動、指導との両立も大変だとは思います。萱原さんのような活動をされている方に光を当てたい思いから始まったアワードですので、まさに萱原さんに出会えて、特別賞受賞となり心からよかったと思います。本日はありがとうございました。